07-9月 「代表質問」   
  高すぎる国保料引き下げへの条件広がる
奈良市国民健康保険
 国保に一般会計からの繰り入れを検討
     高すぎる国保料引き下げへの条件広がる

 奈良市の9月定例会の本会議で代表質問に立った井上昌弘議員は、高すぎる国保料の実態を示し、市長に引き下げを迫りました。

 奈良市の国保料は一人当たり平均94,486円で全国35の中核市で3番目に高い水です。
 
 市民税や固定資産税の滞納と比べても国保料の滞納は異常に多く、加入世帯の2割、
12,000世帯も滞納しているのは保険料が高すぎるからです。
 奈良市では今年、所得ゼロでもすべての加入世帯に一律にかかってくる平等割、均等割を引き上げ、低所得層の負担は一段と重くなりました。

 市議団はこれまで一貫して国保料は高すぎる言い続けてきましたが、市当局は「保険料は払えるかどうかで決まるのではなく、医療給付に必要な額から逆算して決めるもの」と答弁し、高いことさえ認めようとしませんでした。

 今回ようやく高い水準にあることを公式に認めました。
 なぜ高いのか。それは一般会計から国保会計に繰り入れする額が極端に少ないからです。奈良市は国保職員の人件費など法律で決まり、交付税として国から払われる金額しか国保会計につぎ込んでいません。
 一人当たりの繰入額は中核市で最下位です。
 奈良市は市民には払いきれないほどの高い保険料を請求する一方で、自らは一円も国保会計に入れない、これでは市民は納得しません。

 これまで国保会計に一般会計から繰り入れることを一貫して拒んできましたが、井上議員の質問に対し、藤原市長は「検討する」答弁しました。
 国保料引き下げへの足がかりが出来たわけですが、実際に下げるかどうかは、まさに後の取り組みにかかっています。

2007年9月8日 奈良市議 井上昌弘